『タマリハ博覧会 ~リハビリテーションを知る夏~』開催!
- By: User_name
- カテゴリー: 中村 晃一(作業療法学科教員)
8月4日(土)に「タマ博」を開催しました!
作業療法学科(OT)・理学療法学科(PT)・言語聴覚学科(ST)の各学科の学生と教員、事務スタッフが一丸となり、模擬店や体験コーナー、模擬授業などなど盛りだくさんイベントを取り揃え、来場して頂いた方に楽しんで頂きました!
【タマリハ博覧会、開催!!】
ところで… 学院祭でなく、博覧会?
博覧会としたのは… お祭りを楽しんで頂くと同時に「“リハビリテーション”というとてもやりがいのある仕事を、もっと多くの人に知って欲しい!」という強い気持ちを込めて、今年はこのネーミングで開催し、体験コーナーや模擬授業にも力を入れました!
リハビリテーションに興味がある方、入学を考えている方はもちろん、近隣の方にも多く参加して頂きました。
「うちの近くにリハビリテーションの学校があったんだ!」と近隣の方に学校の存在を知って頂く良い機会にもなりました。
当日の参加者は108名!
【猛暑の中、わざわざお越しいただき感謝です!!】
【模擬授業の様子です。みなさんとても熱心に参加して頂きました!】
(作業療法学科模擬授業)
(理学療法学科模擬授業)
(言語聴覚学科模擬授業)
模擬店は、焼きそば、かき氷、綿菓子、フランクフルト、ヨーヨー釣り、巨大ピンボールゲーム…と様々ありましたが、タマリハのお勧めはなんといっても、理学療法学科教員による『こだわりの逸品“タマリハラーメン”』です!
理学療法学科の池田先生、成塚先生は何日も前からレシピを考え、麺、スープ、具とすべてにこだわり抜いた渾身のラーメンです。
理学療法のセラピーだけでなく、ラーメン作りにも職人技を発揮していました!
【名物、大好評の「タマリハラーメン」!!】
【各種模擬店】
地域の障害者施設からも2施設参加して頂きました。
手作りアクセサリー、手作りクッキーなどの販売や、輪投げゲームもあり、学生と共に盛り上がって頂きました!
【ほたるの里さん、花の里さんが参加してくれました!! ありがとうございます。】
〔体験コーナー〕では各学科の特徴を活かし、理学療法学科は「車椅子体験」「物理療法体験」言語聴覚学科は「聴覚検査体験」「音響分析体験」と実際の仕事に関連するものを気軽に楽しみながら体験して頂けるよう工夫しました。
【車椅子体験ではタイムトライアルに挑戦して頂きました!】
私は作業療法士ですので… 作業療法学科コーナーを詳しく紹介させて頂きます!
〔模擬店〕
作業療法学科の模擬店では、『冷やし白玉ぜんざい』『らくがきせんべい』の出店をしました。
朝早くからOT学生が丁寧に一つ一つこねた白玉は「モチモチ感がたまらない!」と大好評!
らくがきせんべいは特に小さな子供たちが夢中になって絵を描いていました。
〔体験コーナー〕作業療法実習室2
作業療法の特徴のひとつに、“ものつくり”を通じたリハビリテーション、があります。
OTの体験コーナーでは“ものつくり”として『バスボムを作ろう!』『革でしおりを作ろう!』『みんなで力を合わせてアルミボールを作ろう!』と3つのコーナーを実施しました。
学生が作り方を伝え、参加者に“ものつくり”を体験して頂きました。
小さなお子さんから年配の方まで、みんなとても楽しそうですね!
学生自身も、作り方を相手に合わせて伝える難しさを体感する良い機会になりました!
〔作業療法の仕事を紹介〕日常動作訓練室
この教室では「作業療法の仕事」がわかるような展示コーナーを設けました。
- 生活を支えるリハビリ ~自助具紹介~
何らかの病気や怪我で、腕や手が動かしにくくなってしまい、日常生活で時間がかかってしまったり、人に助けてもらう必要が出てくることもあります。そこで、生活を補助する道具『自助具』を使って、身の回りのことをできるだけスムーズに、自分の力で行えるようにしてもらいます。
自助具は患者さんの障害の度合いだけでなく、生活スタイルや好みにも十分配慮しなくてはなりません。タマリハでは2年生の授業の中で学生にオリジナルの自助具を作成してもらい、アイデアを出せる力、工夫ができる力を養っています。
これは学生が考案した『杖ショエール』です!
【「杖ショエール」階段を上がる時など手すりを持つ際にかえって杖が邪魔になることも。簡単に肩にしょえたらいいんじゃないかな…というちょっとした工夫が、患者さんの日常の“困った!”や“不便だなぁ…”を助けます】
このように患者さんの生活場面を想定してリハビリテーションを行うのも作業療法の特徴です。
- こどものリハビリ ~感覚統合の紹介~
ボールプールを用意しました!
飛び込んで遊んだらとても楽しそうですね。実は…これも立派な治療遊具です。主に小さな子供さんの治療で使われます。
【遊びながら様々な姿勢になることで色々な感覚刺激を得られ発達の助けになります】
- 認知症を抱える方へのリハビリ ~回想療法の紹介~
作業療法の大きな特徴は、身体障害や発達障害(小児)だけでなく、精神障害の方や認知症を抱える方の「こころのリハビリテーション」を行うことです。
ここでは主に認知症リハビリテーションで用いられる「回想療法」を紹介しました。
ご高齢の方々にとっては昔懐かしいものばかりですね。
【過去の懐かしい思い出をお互いに語り合ったり、誰かに伝えたりすることで、精神状態を安定させる効果が期待できます】
最後は教員、学生が一緒に記念撮影!
今回のタマ博を通して、学生同士だけでなく、学生と教員も更に距離が近くなった良い機会にもなりました。
立派な作業療法士になれるよう共に頑張ろうね!
大・大・大好評につき来年もやりますよ!
楽しみながらも… “リハビリテーション”という仕事の魅力を体感してください!
最後に… 病院や施設などの臨床現場では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がまだまだ足りません。たくさんの患者さんがセラピストを待っています。
人を助ける仕事に興味のある方、どうかあなたの力を貸してください!