~リハビリテーションの対象は障がいを持たれている方だけではない~

近年、首都直下型地震や南海トラフ巨大地震が起こり得ると報道されています。本校がある「東京都」は上記地震により莫大な甚大被害があると予測されています。

首都直下型地震では、建物被害が194,431棟、死者6,148人、負傷者93,435人、帰宅困難者約453万人、避難者299人とされています。

地震・津波・台風などの自然災害や大規模事故などの人的災害を含む災害時には、災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team; DMAT)などによる救命救急を主体とした医療支援が重要なのは良く知られているところです。近年、立て続けに発生した大規模災害において、災害時要支援者である高齢者や障害児者等へのリハビリテーションや生活支援、二次障害の予防に向けた支援活動の重要性と必要性が強く認識されるようになってきました。

2013年7月に「大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会(Japan Disaster Rehabilitation Assistance Team: 以下、JRAT)」が発足し、もちろん本校に学科がある3職種、日本理学療法士・作業療法士・言語聴覚士協会も組織の一員として、活動しています。

本校にはそのJRATのスタッフがおり、今後の災害に向けての活動を行っており、もちろん講義(授業)でも、「災害リハビリテーション学」という内容で行います。災害知識を深めるということは、災害後、迅速に対応することができ、大きな損害を事前に防ぐことができます。

多摩リハは、様々なリハビリテーションの領域を学んでいる教員が多く在籍しています。是非、興味がある方は本校にお越しいただき、具体的な話しを聞いてみましょう。

参考文献:

  • 災害リハビリテーション標準テキスト / 大規模災害リハビリテーション支援関連団体

協議会企画・編集 東京 : 医歯薬出版, 2018.6

2)東京防災 改訂版2023 STEP2知識を深めよう

参考サイト:

1)KOMPAS 慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト

https://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/medical_info/presentation/202103_02.html

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