最近ご飯がむせる~言語聴覚士が必要な理由~
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- カテゴリー: 木村 欣司(言語聴覚学科教員), 未分類
年齢も気が付けば40代になりました。
本日から12月ですが、夏に起きた出来事をお話ししますね。
真夏のある日、汗もかき、水分を摂ろうとペットボトルを手に取り、ゴクゴク・・・ゴホゴホ!!
急にたくさんの水分を入れようとして、喉の動きが追い付かず。。むせました。
私も加齢が始まってると思った瞬間でした。。
喉の動きや食べるために使う、舌とか唇、顎などは年齢を重ねるたびに衰えます。
では、何歳から衰えていくでしょうか?
地域のご高齢者様や学生さんによく質問をします。
60歳からですか?いや、もっと早いでしょう。えー、いついつ。
40歳かな・・・。などたくさんの意見が上がります。
正解は・・・30歳からなんです! えー意外!(よくある声)
自分の身体と心の不一致が起きやすくなるのが30歳からです。
まだまだ、若い者に負けないぞ!と思っているだけで、運動などを20代の方と競争してみると、歴然とした差が・・・
気が付かないけど、考えてみれば身体が動きにくくなってますよね。
喉や食べるために使う口や舌、顎なども身体なんです。
いつまでも美味しく食べたい!誰もが願うことです。
だって、ご飯はおいしいものですから。
でも、それが満足に食べれなくなることがあります。
原因として、加齢による影響もあります。脳の障害もあります・・・
考えたことありますか?当たり前に食べていたことが、急に食べにくくなる。食べられなくなることを。
きっとないですよね。だって、食べられることが当たり前になってますから。
でも、世の中(日本)には満足に食べれない方が何百万人以上いらっしゃいます。
何とかしたい。食べられるようなってほしい。
でも、その知識はだれが持っているか。
そうです。言語聴覚士です。
我々が、そのような方たちのリハビリを行っています。
現在、言語聴覚士は40,000人近くいます。
では、食べることができない方々は?何百万人いらっしゃいます。
圧倒的に、リハビリする人がいない。
これが実情です。
人間の3代欲求である。「食」
この「食」を支えることができる。人を笑顔にすることができる。
言語聴覚士になりませんか。