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リハビリ×介護福祉
リハビリ×介護福祉

作業療法士で活躍する卒業生

Q.作業療法士になろうとしたきっかけ

作業療法士になろうと思ったきっかけは、私の母がホームヘルパーの仕事をしていて、人の役に立つ仕事が自分もしたいなと、本当は理学療法士に最初お世話になっていたので、 理学療法士になりたいなと思っていたんですけど作業療法士はいろいろな作業を提供して陶芸だったり革細工だったり、僕もともと物を作るのが好きだったので、作業療法士になりたいなと思いました。

 

 

Q. 作業療法士としての仕事の内容についてお聞かせください

 

訪問看護ステーションで地域医療に携わっております。具体的には、病院から退院された高齢者様ですね、お宅に伺って、いろんな作業活動を通してその方がやりたいことを一緒にできるように関わってます。色々なことをやっていますね。サッカーやバスケとか、それこそ手芸をやったりとか、いろいろ遊んでいます(笑)

 

―――遊びを通して作業療法も提供できるっていうところで考えるとめちゃめちゃいい仕事ですね

 

 

 

Q. 仕事の“やりがい”について

 

かかわっている方がこれやりたいっていう目標があって、それが例えば、料理学校の先生になりたいという目標だったり、ダンサーになりたい、っていう目標だったりすると、一緒に作業をしたり、一緒にダンスの練習したり、一緒に料理をしたりする中で、その方が今までできなかったことができるようになった瞬間、やったあ~!って、その方が達成した姿を横で見て一緒に笑っていれるというのがやりがいですかね

 

 

Q.タマリハでの学びについて

 

タマリハに入って一番学びになったのは忍耐力ですね。3年間という短い期間の中で資格をとらなきゃいけないので、いろいろなことを我慢しなきゃいけないんですけど、それを通して学ぶ仲間との絆だったり社会人としての心得だったり、そういうことを本当に基礎の基礎から学ぶことができました。

Q.理想の作業療法士像とは

この動画を見ている方は作業療法士ってどんな仕事だろうと思っている方もいらっしゃると思うんですが、作業療法士は、その方の生活だったり、人生に密着できる仕事です。 で、その中で理想はやはりその方に寄り添っていく中で、その方ができることできないことも含めて、やりたいことっていうのを一緒に学び、自分も学びながらこう追求していけるっていうのが理想だと僕は思います。


Q.作業療法士を目指したきっかけを教えてください

私は元々小さい頃から看護師だったり、介護福祉士だったり、何か人の役に立つような仕事に就きたいな、なんて漠然と思っていました。高校生の時に理学療法士というリハビリの仕事を知って、そこからしらべていくうちに作業療法士にいきつきました。私は元々図工だったり工作だったりもの作りっていうのが 好きだったので、自分の好きなことを生かせる仕事はすごく魅力的だなと思って作業療法士を選択しました。

 

 

Q.仕事内容を教えてください

 

今は精神科の病院で作業療法を担当しています。若い方から高齢の方、認知症の方、回復期の方、維持期の方、色々な方がいらっしゃる中で、その方の生活に着目して、今困っていることだったり、どうなりたいのか、どういうことを希望しているのか一緒に確認しながら課題となるところをできるようになっていくようなリハビリをします。地域に向けて退院するには何が必要かなというところを確認して、一緒に家事動作の確認をしたりとか一緒に買い物に行ってみたりします。中には気づいたら体調を崩していたなんていう方もいらっしゃるので、そういう方には退院してから体調がまた崩れないように自分の注意サインみたいのを一緒に確認をして、それを表にしたりして退院前にお渡しして、退院後の生活が安定していけるように支援をしたりしています。

Q.仕事のやりがいについて教えてください

作業療法士ならではだと思うんですけど、色んな困り事を抱えている方々や大変な思いをされてきている方々に対して、やっぱり能力も人それぞれなのでその方に合わせて一緒に今後の生活について考えていけるようなツールを作ったり、そのツールで一緒に現状を確認して、課題となるところが見つかったら、それをどういう風にできるようになっていけるか、というのを考えて、一緒に取り組んでいます。リハビリをして、できるようになったよって言ってもらえた時とかはすごく良かったなっていう風に感じますし、その方がいい方向にいい方向に向かってくれた時がとってもやりがいを感じる瞬間です。

 

 

Q.タマリハでの学びが生かされていると感じることは何ですか

 

タマリハの学び・・・そうですね、全てが生きているなっていうのは感じますけど、やっぱり、個人的に思う感覚としてはタマリハってすごく基礎的なところとか、評価だったり考え方だったりってところはすごく丁寧に教えてくださっていたなって感じます。そういう基盤となるところがしっかり学べたからこそ、実習行ってからだったり、就職してからっていうのも、その基盤がとても役に立っているなっていうのをすごく感じます。

Q.理想の作業療法士像とは

やっぱりこうその方その方一人一人にしっかりと向き合って、その方の困っていることだったり、考えていることだったり、こうしたいなっていう思いっていうのをしっかりと汲み取ってその方に合わせたリハビリテーションを提供して、その人らしさを引き出せる作業療法士というのが私の目指しているところではあります。


理学療法士で活躍する卒業生

Q.1理学療法士の道を選んだきっかけを教えてください。

母親に性格上理学療法士が向いているのではないかと提案されたのがきっかけです。そこから理学療法士に興味を持ち、リハビリテーションセンターに見学に伺った際、脊椎損傷で首から下が麻痺している方が笑顔でリハビリを行っていました。そこで私はリハビリを行っている先生に、どうしてこの方笑って治療しているのですかと伺った所、この方は治療を行えば治るのだと教えてくださいました。私にとって脊椎損傷というのは治せないものというイメージがあったため、それを治せる仕事というのはとても期待が持てると感じ、理学療法士を目指しました。

 

 

Q.2現在の仕事内容についてお聞かせください。

 

今現在は株式会社Primary Body Careという形で会社の方を立ち上げており、東京都の大田区に自分一人でサロンを経営しております。基本的には自費の施設で、保険を使わない保険外受診となっており、美容と予防の施術という二つの柱を持って治療させてもらっております。

 

Q.3何故起業しようと思いましたか。きっかけはありましたか。

起業する前の約10年間は整形外科で働いておりました。その整形外科にいる中で1年間海外の方に留学させていただいたのですが、海外の方は比較的予防というところと治療に入る介入の期間がすごく早いと感じました。日本の治療医療は生検の場合レントゲンをとって症状の原因がない限り治療に入らない、また、今少し症状があるので早めに治療したいなという、予防に関しては残念ながら保険が使えないということが 私の中では懸念点としてあり、早く治療してあげた方が良くなるのではないかという考えがありました。 そこで、ドクターとも相談を行い、起業することによって早めにそういう方の手助けができるのではないかと思い起業いたしました。

 

 

Q.4 起業してみてのやりがいと大変なことを教えてください。

 

一人一人に時間をかけてその方が今抱えている症状の問題点を追及し、明確にお伝えすることはすごくやりがいがあります。大変だったことは、まず前提として病院や整形外科であればお医者様がおり、保険適用なのでお値段的にお安く、様々な紹介もあります。しかし当サロンは保険適用外ということもありお客さんが私という方を目指して来ることがないので集客という部分に関しては最初すごく大変でした。

 

 

Q.5タマリハの学びが現在の仕事の中で活かされていることはありますか?

 

私もこちらの多摩リハビリテーション学院専門学校に在籍していた際に、様々な先生方が講師として来ていただいたという経験があります。
様々な先生方がこの学校に来るということは、私たちはここにいるだけでも様々な情報が入ってくるという利点があると強く感じました。その先生方からの学びというものが今にも活かされている部分があると思います。その一つとして留学を行ったというのもここのきっかけがあったと感じております。

 

 

Q.6 先生が思う理想の理学療法士像を教えてください。

 

治療という部分に関してはすごく様々な幅広い方法、技術があるのですが、やはり患者さんに寄り添ってその患者様が何を求めているか、どのような問題点を持っているのか、それをしっかりと聞いてあげることが大切であると感じます。そしてその患者さんが抱えている問題に対して根本的な問題を追及し、完全に治すことが出来なかったとしても治す術をすこしでも提供できるということがとても重要であると思います。

 

Q.7 将来、理学療法士を目指す方たちにメッセージをお願いいたします。

私もこちらの母校で色々学ばせていただいたのですけれどもやはりやりがいもあります。 そしてやりがいもと言ったのは、実は私はもともと病院でしか働けないのではないかというイメージがあったのですが、海外にも行けますし病院以外の施設やスポーツ選手等、幅広い方々と情報提供できますしかかわりを作ることが出来ます。そのため、幅広い本当に伸びしろのある仕事かなと感じているので是非皆さん楽しんで頑張ってください。


言語聴覚士で活躍する卒業生

タマリハ卒業生の豊島先生が勤務する「田中美郷教育研究所(東京都世田谷区)」を取材してきました。
田中美郷教育研究所は、過去50年にわたり聴覚障碍児の検査・診断・教育/療育に携わってきた耳鼻科医・田中美郷が所長を務める、聴覚・言語・コミュニケーションに課題のあるお子さま方のための教育機関ですよ。

そして聴覚障碍があるお子さまに関連医療機関との連携のもと、言語・発音の個別レッスン、グループレッスン、聴力検査、言語発達検査、補聴器装用プログラム、人工内耳プログラム、学業補助、生活指導、進学・就職サポートなどを行います。

今回は、両側に補聴器をつけているお子さん(5歳)の言語レッスンのようすです。

 

 

<絵カードをみせて語彙(ごい)をひろげる訓練風景>

宿題になっている単語を覚えられているかチェックします。「れんが」「タイル」・・・単語を次々に発しています。少しすると、ちょっと気になることがでてきたみたい。
「これなに?」おや?畳の縁の部分に興味がでましたね。
これなんて言うのだろう・・・訓練していた言語聴覚士が調べてみると「畳ぶち」という単語であることがわかりました。
語彙を増やすことは、物ごとに興味を持つこと!
(5歳児)「たたみふち?」
(ST)「たたみぶち!」
(5歳児)「うち?」
(ST)「ぶ!」
(5歳児)「ぶち?」
(ST)「そう、たたみぶち、っていうんだって」
という具合に「たたみ」から「たたみぶち」へ語彙が広がりました。
次に見せた絵(画像)はバスマット。これも発音してもらいます。集中力が切れてしまったのか、なかなか発音してくれません。でも、少し間をおいて元気に「バスマット♪」と言ってくれましたよ♪
たくさん頭を使って疲れるけれど、終わったときは「やった~!」と嬉しそうです♪

 

<ようす言葉の訓練>

ようす言葉とは、絵の中の動物の鳴き声や、ひとの動作など、ようすをあらわした擬音語/擬態語を使って文章をつくる練習です。
「ニワトリが コケコッコと ないています」
「カラスが カーカーと ないています」
「スズメが ちゅんちゅんと ないています」
「ひよこが ピヨピヨと ないています」
(これらの文にはすべて擬音語がはいっています)
ことばがどんなふうに育っているか、次のステップはどうなるのか、ことばの育ちと親子での毎日の取り組みを言語聴覚士がサポートします。
小児の療育現場ではこのように言語レッスンをおこなっています。楽しみながらことばを育んでいけるといいですね。