作業療法士の学費平均って?大学と専門との違いや奨学金制度についても解説!
作業療法士は日常生活における作業・行動を通して身体機能の回復を目指す、リハビリのスペシャリストです。作業療法士の専門知識・技術はリハビリおよび医療現場で重宝されていて、今後も高い需要を見出すと予想されるでしょう。
作業療法士を目指すのなら、指定の養成施設を卒業して国家資格を取得する必要があります。大学や専門学校など、作業療法士のスキルを学べる学校に進学し、国家試験に備えるのが基本的な流れです。
大学や専門学校に通う際には、学費の支払いが1つの課題になります。
本記事では、作業療法士の学費平均がどれくらいなのか解説します。作業療法士を目指して進学を検討しているのなら、この機会に学費についての詳細を確認してみてください。
作業療法士になるには?
作業療法士として働くには、まず基本となる就職のルートを把握するのがポイントです。作業療法士に就職するために必要な条件を確認し、今何をすべきなのか考えてみるとよいでしょう。
以下では、作業療法士になる基本的な方法を解説します。
作業療法士になるには、まず大学や専門学校などに進学してカリキュラムを修了し、卒業する必要があります。文部科学省または厚生労働省所轄が指定する作業療法士の養成施設を探し、進学の準備をするのが最初のステップになるでしょう。指定の養成施設以外の学校を卒業しても、作業療法士になることはできません。そのためすでに大学や専門学校を卒業している人も、改めて指定の養成施設に進学する必要があります。
大学や専門学校などの指定の養成施設を卒業することで、作業療法士の国家試験を受験可能となります。試験に合格し、国家資格である「作業療法士資格」を取得することで、作業療法士として就職できます。
どれだけ作業療法士に関する高いスキルを保有していても、国家資格がないと現場で求められる作業ができません。そのため作業療法士を目指すのなら、国家試験対策を行って合格を目指すことが重要なプロセスになるでしょう。
作業療法士になるための学費の平均
作業療法士の養成施設で学ぶには、学費について考えておく必要があります。どのくらいの学費が必要になるのか、進学先によって金額は変わるのかといった点をチェックし、卒業までの計画を立てるのがポイントです。
以下では、作業療法士になるための学費の平均について解説します。
作業療法士を目指す際には、4年制大学に進学して必要な知識・技術を学ぶルートも検討できます。大学によって学費は大きく変わりますが、だいたい4年間で600〜800万円程度が目安になります。国立大学であれば学費は安く抑えられますが、私立大学の場合には600〜800万円程度を想定する必要があるでしょう。
これはそもそも大学の学費がほかの養成施設よりも高めの水準であることと、通学する年数が4年間と長い点が関係しています。学費のなかで大きな割合を占める授業料は毎年かかるため、学校に通う年数が長くなるほど総額が増加します。大学は最低でも4年間学ぶ必要があるため、どうしても学費は高めになるでしょう。
作業療法士になる際には、専門学校で学ぶことも可能です。専門学校の学費は、3年間でだいたい400〜450万円程度です。大学の学費と比較すると、かなり安い水準に抑えられていることがわかります。卒業にかかる年数も3年間と短いため、大学よりも早く就職することが可能です。実践でしか学べないことも多いので、3年後に就職できる専門学校には大きなメリットがあるでしょう。
「多摩リハビリテーション学院専門学校」の「作業療法学科」は、3年間の学費が450万円となっています。授業料・施設設備費・施設維持費など諸々を合わせて、135万円が年間の学費になります。(初年度のみ入学金がかかるため180万円/年)作業療法士の養成施設のなかでは学費が安めになっているため、経済面に不安がある人でも入学しやすいでしょう。
もちろん、授業内容や就職サポートも充実しているため、高い能力を有した作業療法士として活躍を目指せます。
作業療法士になるための学費を抑える方法
作業療法士の学費負担を抑えるには、奨学金を活用する方法がおすすめです。各学校が提供している奨学金制度を活用することで、学費の負担を軽減しつつ作業療法士の勉強が可能です。
例えば「多摩リハビリテーション学院専門学校」では、「日本学生支援機構奨学金」が利用できます。「日本学生支援機構奨学金」は条件を満たすことで、返済が不要な給付型の奨学金を活用できます。ほかにも卒業後の5年間、東京都内で介護業務などを継続して従事することで返済が全額免除になる「介護福祉士修学資金貸付制度」も利用可能です。
まずは作業療法士の養成施設で実際に使える奨学金の詳細について、学校に問い合わせてみるのがおすすめです。
まとめ
作業療法士になるには、大学や専門学校などの養成施設で学び、卒業して国家資格を取得する必要があります。作業療法士に求められるスキルを持つことを国家資格で証明する必要があるため、まずは指定の養成施設への進学を計画するのがポイントです。大学や専門学校などで学ぶには、学費の納付が不可欠です。そのため事前にどの程度の学費がかかるのか、目安を把握しておくことが重要になります。
作業療法士を目指せる私立大学の場合、4年間で600〜800万円程度が目安になります。学習期間が長いため、学費は高めになるケースが多いです。一方で専門学校の場合、3年間で400~450万円程度が学費の目安になります。卒業までの期間が短く、大学よりも早く作業療法士として働けるため、給料をもらいつつキャリアアップを図れるのがメリットです。
「多摩リハビリテーション学院専門学校」の「作業療法学科」なら、450万円の学費で充実した学習を行えます。基礎から専門知識まで幅広く学び、卒業前には徹底した国家試験対策で合格率を高められます。
また、「作業療法学科」では「サポーター病院・施設奨学金制度」を導入していて、多くの病院・施設とタイアップして経済面に悩みのある学生の支援を実施しています。多種多様な奨学金制度を活用できるので、この機会にこちらの奨学金紹介ページで「多摩リハビリテーション学院専門学校」の「作業療法学科」ならではの奨学金制度をチェックしてみてください。